• HOME
  • PROFILE
  • BOOK
2023.10.25 06:04

出版しました!『織物の文様と文学─絵絣からタペストリーまで』

この度、第二冊目となる単著『織物の文様と文学─絵絣からタペストリーまで』を出版しました。20年近くにわたる絵絣研究の集大成となります。既に発表した7編の論文に、新たに西洋のタペストリーに関する章を書き下ろしました。A 4サイズ、264ページ、カラー画像、絵絣コレクションの口絵つき日本と世界の織物の文様と文学の関係を解き明かしました。世界の...

2018.08.12 15:15

フィエゾレ

『失われた時を求めて』を読んでいたら、懐かしいフィエゾレのことが出てきた。もう何年前になるのだろうか。写真のファイルを見てみると、10年ちょっと前のようだ。作品の中では、コンブレーの春と対比させて、イタリアの春を描いている。コンブレーの春は「まだ針のように尖った樹氷が肌を刺す」と書いているのに対して、フィエゾレは「百合やアネモネが野を覆っ...

2018.07.10 15:31

スワンの邸周辺から

最初に「コンブレー 1」で登場するスワンは、絵画にも造詣が深いとされている。しかし語り手の大伯母は、スワンにはその能力があるとは考えていなかった。スワンは自邸にそのようなコレクションを積み上げていて、祖母はここを訪問したいと夢見るほどであった。スワンの邸はこのオルレアン河岸にあるという設定であり、大伯母に言わせれば、住むことが恥辱と思われ...

2018.07.02 14:56

菩提樹の花のハーブティー

先日、パリのサロン・ド・テに行った時に、菩提樹の花のハーブティーを購入することができました。普通はティーバッグに入ったもので売られているようですが、今回のはプルーストの『失われた時を求めて』の中で登場するような、ハーブの形そのものでした。そこで、今日は皆様に写真をご紹介したいと思います。こんな風に葉っぱとともに、小さな花も付いています。

2018.06.27 00:17

THESISに論文を追加

THESISに、『プルーストと「償い」の思想』を追加しました。『神話・象徴・文学III』に既に発表した論文です。エマーソンの『償い』とプルーストのスノビスムとの関連を論じました。また、『失われた時を求めて』の語り手の無為についても考察しています。エマーソンの『償い』には、学ぶ点が多くあり、また、私自身も大変勇気づけられました。機会がありま...

2018.06.22 15:32

チーズ

前回のブログがちょっと重めだったので、今回は軽く。フランスに来て良かったことの一つは、美味しいチーズが食べられることだ。チーズ専門店が街には大抵あるし、いつも大人気だ。先日購入したチーズをご紹介したい。

2018.06.20 09:02

20年

今回ホームページを作っていて、今更ながら気付いたことがある。修士論文を提出してから博士論文を提出するまでに、20年の歳月が流れていたことだ。一口に20年というが、赤ちゃんが生まれてから成人するくらいの長い年月である。もともと遅い出発であった上に、更に長い年月をかけなければならなかったことに、様々な思いが去就する。自分ひとりで走っていく人生...

2018.06.19 03:26

THESISについて

THESISの博士論文のフランス語のレジュメの件ですが、本文の表示がおかしくなってしまいました。文字を拡大すると、イタリック体が表示されず、段落も無くなってしまいます。後ほど訂正致しますので、暫くお待ちください。

2018.06.18 20:06

お見舞い

今回の地震で被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。まだ余震などの危険もあるかと思いますので、くれぐれもお気をつけてお過ごしくださいませ。遠くフランスの地からお祈りしております。

2018.06.15 02:04

『「失われた時を求めて」における父親像』発売中

やっと少しずつホームページを作成し始めました。今日は、博士論文要約フランス語版を更新しました。斜体の部分が何度やっても直らなかったり苦戦しました。PDFをそのまま持ってこれると楽なのですが。その他、BOOKの中の論文を整理しました。ILLIERS-COMBRAYの項目はまだ途中です。これから少しずつ内容の充実をはかって参りますので、宜しく...

Page Top

Copyright © 2025 フランス便り─文学・絵絣・建築.

Powered byAmebaOwnd無料でホームページをつくろう