PROFILE
星谷美恵子(ほしやみえこ)Mieko HOSHIYA フランス文学者。獨協大学大学院外国語学研究科博士後期課程フランス語学専攻単位取得満期退学。 博士(フランス文学)。フランス文学と織物の文様の研究、建築の三分野に携わる。
2017年3月に獨協大学に提出した博士論文をもとに2018年5月に『「失われた時を求めて」における父親像─赦しとエクリチュールの間に』を彩流社から出版。
マルセル・プルーストとの出会いは、獨協大学の三年生のゼミの授業。日本語で『失われた時を求めて』全巻を読み、卒業論文のテーマとすることを決める。既に結婚して二児の母であったが、博士課程に進み博士論文を書くことを決意。
今回提出した博士論文の前には、『プルーストにおけるスノビスム』というテーマで200枚以上の論文の下書きを書いた。これについては、近い将来出版を希望している。
これらと並行して、山陰の絵絣の文様についても論文を多数書いている。こちらも200ページ以上の論文を既に発表しているので、出版していきたい。
現在はパリ在住であるが、近い将来はプルーストの作品の舞台となったイリエ=コンブレーで、織物の私設ミュゼと文学サロンを開きたい。